夕会ノートより(2010年度④)
オレは小心であるが故にプライドが高い。傷つけられることを恐れ、人と親しく交われない。そんな臆病な本性を誰かに知られることが許せないから、表面上は人付き合いのよい明るい人間を装う。そのおかげで、自分で言うのも変だが、中学の時も一緒に騒げる友人は多い方だったし、今も地元に帰れば一緒に遊んだりしている。でも悩みを打ち明けられる相手がいるかと問われれば、あまり浮かばない。オレが困った時に助けてくれる人がいるかと問われれば自信がない。つかず離れず、無言で絶妙の距離を築く方法が、どうして