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沖縄平和学習(2009年度)     気づくこと

私は初めて沖縄へ行き、基地が身近にあることを体で感じました。アメリカ軍の広い基地の横を、ヘリコプターの騒音の中で当たり前のように歩いている沖縄の人たちを見ると、奇妙な光景に見えてしまい違和感を感じました。「日本という国は明らかにおかしい」という気持ちが、たくさんの方々のお話を聞くうちに、どんどん心に込み上げてきました。しかし沖縄戦の歴史、証言を聞けば聞くほど自分の無力さを感じ、何かできることがないのだろうかという疑問は大きくなるばかりでした。私一人の力では、この沖縄の人たちの悲しみ、苦しみ、アメリカ軍基地の問題を解決することはできないけれど、学んだからには私には責任がある。そんな複雑な気持ちになりました。私たちが背負った責任の重さもずしりと感じました。
戦争の悲惨さを知り、今でも問題は終わっていないことに気づき、同時に私たちはこれからの将来を築いていかなくてはならないと思わされました。「辺野古の海はどうなってしまうのだろう。辺野古の海で今日も座り込みをして環境破壊の実態を訴えている人たちは元気だろうか。美しいサンゴたちは死に近づいているのに、私はただ海を見てキレイと言うだけでいいのだろうか…。」私には平和がいったい何なのか分かりません。問題を解決する方法をいつも探していきたいです。
沖縄の自然の美しさに出会えて本当によかったです。そして、その美しさの背後にある問題を少しでも学び、感じることができてよかったです。沖縄の今背負っている苦しみや負担を私たちが一緒になって考えることによって、少しでも減らすことができればと思いました。
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