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【クリスマス礼拝】

12月20日の朝、クリスマス礼拝の時を持ちました。今年は国際基督教大学(ICU)の牧師であられる北中晶子先生を東京からお呼びし、『ただ一人ではなかった』と題して講話をいただきました。
クリスマスを迎えるこの時にあっても社会は混迷の中にあり、このような社会でどう生きていくかを選ぶことのできる私たち。「人の子は何ものなのでしょう」という詩編8篇の言葉を提示したうえで、ボンヘッファーの獄中詩「私は何者か」において「私が何者であれ、ああ神よ、あなたは私を知り給う。私はあなたのものだ」とあることを紹介し、人が自分は何者であるかと問う時、その問いは決して孤独なものではない、と語られました。

また、吉野源三郎『君たちはどう生きるか』の「石段の思い出」から「するべきであったのにしなかったこと」「するべきでなかったのにしてしまったこと」という見方を示し、マリアの妊娠を知ったヨセフは秘かに縁を切ることも可能であったが、受け入れたことでイエスが誕生した。イエスも、死を避けることもできたが十字架に架かられ、イエスは「私たちの一人として」生まれて、死んだのだと話されました。イエスは、苦難の中にある人に対してその苦難を取り除いて無くすのではなく、共に担い、共におられる方であり、御言葉で全てが解決されるわけではないが、暗い海の中を船が進んでいくことができるような静かな喜びがそこにはある、と語られました。CPTや全校で話し合って準備してきたクリスマスを、あたたかく、そして力強く包み込んでくださるようなお話でした。

午後には懇談会を持ち、多くの生徒・教職員が参加しました。大学という場での学びについて、先生が牧師を志されたきっかけについて、イエスの復活についてなど話題は多岐にわたり、大いに盛り上がりました。(の)


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