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「人生の目的としての真理」創立責任者のことば

 最後にもう一度、今日のお話の冒頭に立ちかえり、私が大切だと考えている一つの結論を、申し上げたいと思います。人生には意味と目標がなければならない。私のお話は、青年期を可能性に満ちた時期としてとらえ、その未来の可能性をいかにして現実化するかという視点から、語り始めたのでしたが、一歩退いて考えてみると、そもそも生きるということ自体に意味があるのかということを、もう一度根源的に問い直してみる必要があります。われわれの人生、つまり生きているということ自体に意味があるとすれば、それは何であろうか。この問いを、多くの人が初めから回避し、避けて通っているのではありますまいか。そして皆さん自身も、人の解答を鵜吞みにしないで、みずから体当たりで、この問題の答えを探究して下さい。人からの借り物ではだめなんです。

 しかしこれについて、何も言わずにお別れするのでは、無責任のそしりを免れないでしょうから、私にとって人生の目的は何かということを、ひとこと申し上げることにしたいと思います。人生の目標は、生けるまことの神を発見することである。これが私にとっての解答です。 
                    
 (一九七九年、小倉での講演「青年期の課題」より)
高橋三郎著作集第九巻p.33

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