歓迎の言葉(2010年度) 創立責任者 高橋 三郎
二三期生の皆さん、ご入学おめでとう。
皆さんをこの学園の暖かい愛の交わりの中に受け入れるため、上級生の皆さんや先生方が、いかに細やかに心を砕いて準備を重ねてきたことでしょう。皆さんはこの暖かい愛の共同体の中で、多くのよき出会いを与えられ、生涯にわたる友情と喜びを得られるに違いありません。
しかしそれと併せて、緊密な人間関係の中に置かれて、自分との厳しい戦いも避けることができないでしょう。しかしそれは、自分の決断と行動に対して責任を負う自立した独立人へと成長するために、不可欠な試練の歩みでもあるのです。皆さんはこれから早朝六時に起きて一緒に体操をした後、それぞれの作業へと分散して、この学校の営みを支える課題を担うことになるのですが、一日も休むことなくこれを継続することは、自分との容易ならぬ戦いとなるに違いありません。しかしこの試練を乗り越えてこそ、皆さんは責任の主体として自立への道を進むことができるのです。三年間のこの試練に持ちこたえることによって、皆さんがいかにすばらしい成長を遂げることか、私共は大きな期待をもってこれを見守っています。
この学校では聖書を学ぶことが義務づけられていますが、これは皆さんをクリスチャンにしようとするのではありません。神を信じるか否かは各人の自由であって、信仰は決して強制すべきものではないからです。皆さんはこの点について自由であって下さい。しかし聖書は深い真理の宝庫でありますから、どうか虚心に心を開いてこれを真剣に学んで下さい。三年の研鑽を重ねた後に皆さんがいかにすばらしく成長しているかと期待しつつ、遠い川崎の地から神様の恵みを祈っています。
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