夕会ノートより（２０２３年度④）
　
　みなさんが夏休みで印象に残ったことは何ですか。
僕が印象に残ったものは母の言葉です。家に帰って母に、「『ありがとう』を伝えるようになった」と言われた。でも、そこまで自覚はなかったので、「えー？」と聞き返すと、母が「ありがとう」について熱く語り始めた。「『ありがとう』を伝えることは、お金も何もいらない。それなのに『ありがとう』という言葉は相手も自分もいい気持ちにさせる。」僕は初め「また始まった」と思っていたけど、この言葉には共感させられた。例えば、自分が言われる側だとして「手伝ってもらってすみません」と「手伝ってくれてありがとう」とではどちらの方がいいかと聞かれると、僕は「ありがとう」と言われる方がいいと思う。自分が善意でやったことに対して「すみません」と言われても、あまり幸福感は得られない。しかし、「ありがとう」と言われると、なぜだかいい気持ちになれる。
この夕会を書いていて、みんなの優しさに囲まれて生きていることに、今さらながら気づいた。今まではあまり人と話せていなかった。というより人と話すことを避けていた。でも愛真に来て、人と話す機会が増えた。そんな中でふと思った。本当の自分は今の自分なのか？
人にあーだこーだと言われて、変わっていく自分は本当の自分なのか？ 僕は、人に何と言われようが、今の自分のままでいいと思う。今の自分は、今しかいないのだから、今の自分を大切にしていいと思う。
こう書くと、変化を怖がっているようにも見えるけど、自分で「変わりたい！」と思えば変わるし、変化をしなければいけない状況だったらいくらでも変わる。もう自分でも何を言っているか分からなくなってきた。これ以上話すとおかしくなりそうなので止めておきます。
最後に、思い返せば、一学期はあっという間だった気がする。一日一日を淡々と過ごすだけでは３年間なんてすぐ終わってしまう。だからというわけではないけど、一日一日を大切に過ごしていきたいです。　　　　　　　　　
　　　　　　　　　
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