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卒業生感話(2010年度⑭)

愛真の三年間で得た様々なものが、今の私を作っているように思う。ここでたくさんのことを考え、笑い、時には涙した。三年間での平和学習、話し合いを通して、生きるということの意味を学んだ。
 
ここには小さな幸せや大きな幸せが溢れていた。歌うことの楽しさ、作業や調理をする楽しさ、夜空の下でたくさんの星を眺め、流れ星を見て感動した夜。しかし楽しいことばかりではなかった。辛くて苦しくなる時もあった。先生や友だちとぶつかったことや、勉強や人間関係、体調面でも悩んだ。
 
しかし、いつでも私のことをきちんと見ていてくれる人がいることも知り、自分という人間は自分一人だけのものではないということに気づかされた。そしてここでの日々を送る中で、だんだんと自分がどんな人間なのか、何をすべきなのかが見えてきた。ここに来る前の私はドブの中にどっぷりとつかっていて、汚い部分が多かったように思う。
でも様々なことを経験した今は違う。自分の中に暗い色もあれば明るい色もある。虹のような感じだ。
 
ここで過ごした同じ仲間たちに、迷惑をたくさんかけたけれど、私にとっていなければならない大切な存在だった。私は決して一人では生きていけないことにも気づかされた。私はここに来て何か変わった。性格が柔らかくなり落ち着いた気がする。ここで学んだこと、得たものの全てを私の一生の宝物にしていきたい。
 
最後に、ここに入学できたこと、命をくれたお母さんに感謝しています。ありがとう。
 
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